最近、利用者が増えてきている退職代行サービス。社員が突然挨拶もなしにいなくなり、見ず知らずの業者から突然退職を告げられるので、会社側から見るとなかなか強烈な存在です。
そんな事情ですから、上司や先輩たちが「退職代行を使うヤツはクズ」と考えていてもある意味では仕方ないでしょう。
退職代行を使うと、陰口で「あいつクズだったな」と言われるのは避けられません。それでもスッキリ辞められるよう、考え方をお伝えいたします。
そんな、仕事を明日にでも辞めたいと思う方の背中を押す記事になれば嬉しいです。ぜひ最後までお読みください。
「クズだ」と言われても、気持ちよく退職代行を使うための考え方
そもそもどんなに良い会社でも、退職するとなればある程度のいざこざが起こるものです。
ましてや、嫌な会社・辛い会社をスッキリ辞めるためには、はっきりとしたポジティブな考え方が必須です。ここからは、そのための4つの考え方をお伝えします。
こういった考え方ができれば、罪悪感なく退職代行が使えるようになります。
自分の幸福と健康を最優先にする
仕事は人生の一部で、自分の幸福や健康を犠牲にするものではありません。そもそも仕事とは、あなたの人生を豊かにするためのもの。苦しむためのものではありません。
新しい職場環境を目指す行動は、あなた自身の幸せを探す行動そのものなのです。
あなたを苦しめ、あなたの幸せを壊す悪い職場に対して、罪悪感を感じる必要はありません。
良い人生は良い決断で作られる
人生は決断の連続です。あなたが今、退職代行を使わずにそのまま働き続けたとしても、それはつまり退職しないとあなたが決断した結果です。せっかくの決断が何とももったいない方向です。
あなたの人生やキャリアは、他人の意見ではなく、あなた自身の選択によって形作られます。
退職は新しい章の始まりです。あなたの人生はあなた自身でコントロールし、自分を望む方向に導きましょう。
他人を「クズだ」と言えてしまう人間こそが「クズ」だと認識する
他人があなたを「クズ」と呼ぶのは、彼ら自身の不安やストレスをあなたへ投影した結果です。
彼らは、誰でもいいからバカにしたい、蹴落としたいと、誰かをおとしめることでしか自分を評価できないかわいそうな方々です。
その言葉はあくまで彼ら自身の価値の現れで、あなたの価値を評価したものではありません。
そんな、陰口を堂々と言えるような職場は不健全です。あなたの心がこれ以上壊れる前に、一刻も早く退職しましょう。
長期的な視点を持つ
退職や転職は生活が大幅に変わる大きな転機です。短期的にはストレスや不安のもとになるでしょう。
しかし、退職しないことで受ける長期的な苦痛と比べたらどうでしょうか。どちらが大きいでしょうか。
退職・転職すると、新しい出会い・新しいチャンス・新しい経験を得ることができます。
退職による短期的な苦痛を耐え、得られる将来の可能性に焦点を当て、ポジティブな変化を歓迎しましょう。
退職代行をクズだと思ってる方の特徴
上司や先輩が退職代行に対してネガティブな意見を持つのは普通です。
実際、上司に直接申し出る方が礼儀は尽くせますし、引き継ぎをちゃんとした方が後任がスムーズに業務に当たれます。それをせずに退職しようと言うのですから、ネガティブな感情を持つのは当然でしょう。
しかし、そういう礼儀や配慮は、礼儀や配慮ができる方に対して考えるべきものです。また、礼儀や配慮のできる方は他人のことを「クズ」などと評価しません。
ここでは退職代行を使われても仕方ない、「クズ」な人間の考え方についてご紹介します。
こんな考え方をする人間は、残念ですが礼儀や配慮ができる方とは言えません。あなたの上司がこんな方なら、失礼だとわかっていても、退職代行を使ってサッと辞めてしまいましょう。
自分を感謝されるべき人間だと思っている
残念なことに、感謝されるべきなのは自分で、他人への感謝は形だけで良いなどと考える人が一定数存在します。
そんな人たちにとって礼儀は、相手に尽くすものではなく、自分に対して最大限尽くされなければならないものです。つまり、退職の申し出を直接してこないなんて無礼、恩を仇で返してきているなどと解釈するのです。
退職代行を使われたのは自分が原因なのに、それを退職者のせいにする。そんな上司に対して礼儀など尽くす必要はありません。
必ず引き継ぎをしなければならないと思っている
確かに、会社から見ると引き継ぎは必須でしょう。就業規則にもよく記載されています。しかし、引き継ぎをしなければならないと定めた法律はありません。
退職代行を使わざるを得ない状況にいるので、引き継ぎをせずに辞めてしまいましょう。
もし会社から連絡があったとしても、退職代行に任せれば問題はありません。
そもそも会社側は、引き継ぎを強要することはできず引き継ぎをさせるために退職日を引き伸ばすこともできません。
そもそも退職代行サービスを知らない
退職代行は、あなたが退職する会社の人事部に連絡をするのですが、その人事部の方が退職代行というサービスがあることを知らない場合があります。
その場合、退職代行への理解が薄いため「社員に逃げられた」「退職に違法な手を使われた」と思いあなたに嫌がらせをしてくるかも知れません。
嫌がらせをされても、退職代行は法律に則った方法で対処をするので、安心しましょう。
退職代行を利用する際の判断基準
「自分は退職代行を使うべきなのかな」と悩む場合の判断基準をご紹介します。
もしこの判断基準を1つでも満たしているのならすぐにでも退職代行に連絡をしましょう!
慢性的にハラスメントを受けている
最近では、パワハラやセクハラ、モラハラなどいろいろな種類のハラスメントがあるなか「自分がされているのは、ハラスメントになるのだろうか?」と考えると思います。
職場におけるハラスメントの定義を3つにまとめました。
具体的には、上司から殴られたり蹴られたりといった物理的な攻撃をされたり、他の従業員の前で大声で怒鳴ることや、上司から無視をされるといった精神的な攻撃です。
ハラスメント相談窓口がなく他の社員にも相談することができない場合は、一刻も早く退職した方が良いでしょう。
ハラスメントが横行する会社に未来はありません。
ブラック企業に勤めている
ブラック企業の定義は、以下の3つです。該当するものが1つでもある場合は、ブラック企業なので離れるようにしましょう。
働き方改革が推進されているのにも関わらず、ワークライフバランスが悪い会社が未だにあります。
一般的に見て毎日2時間(月に約40時間)の残業はストレスが溜まりやすいと言われています。
年間休日が105日を下回っていると、長期休暇はあるが週休1日の月があったり、逆に週休2日はあるが長期休暇がない場合があります。休暇の少なさも労働環境を悪化させる要因です。
今自分が働いている会社の労働条件を確認してみると良いでしょう。
人間関係が悪い
悪口を言い合ったり足を引っ張ったり、部署内での派閥があるととても働きにくくなりますよね?
そういった上司や先輩の姿を見ても尊敬できないと思います。
数年後に「自分も数年後にああなるのか」と落ち込んでしまうかも知れません。
実際、社員同士の悪口や足の引っ張り合いがない職場もあるので、今の職場の人間関係が悪い場合は一日でも早く転職を考えてください。
未払いの給料がある
労働基準法第24条で、1分単位であっても労働をしたのであれば、その分の給与を支払わねばならないと定められています。
ですが、給与計算を単純化させようと勤怠管理を15分や30分単位にしている会社があります。
もちろん遅刻や早退の場合でも、労働時間分の給与は1分単位で支払われなければいけません。
自分の会社が給与のカットをしていないかどうか、タイムカードと給与明細を一度確認してみることをおすすめします。
退職後しばらく働かず、給付金をもらって生活する選択肢もある
退職したあとすぐに転職をしなくてはと焦る気持ちもわかりますが、急いで転職する必要はありません。
あなたのように心のダメージを負った方は、退職後の給付金を受けて、最大28ヶ月間働かずに生活できる可能性があります。
こちらでその方法を解説していますので、ぜひ一度ご覧になってください。
しばらく仕事から離れていると、「また働きたい」と思うときがきっと来ます。そのときが自然に来るまで、ゆっくり休みましょう。
退職代行を使ってクズな職場からスッキリ離れて就職をやり直そう
退職代行に対して悪い印象を持つのは当然ですが、もっと悪いのは退職代行を使わざるを得ない環境を作った職場です。
「退職なんて言い出せない」「明日すら辛い」と思っているなら、退職代行に連絡して即日退職させてもらいましょう。
退職代行を利用したいと思っているあなたは、クズでも非常識でもありません。退職代行を利用して、新しい一歩を確実に踏み出しましょう。
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