私は社労士の資格取得を目指しています。しかし、社労士の試験を受けるためには受験資格が必要で、私は残念ながらその資格を有していません。
したがって、社労士の受験資格を得るため、行政書士の資格取得を先に目指します。
ここでは、行政書士の資格取得を助けてくれるスクールのうち、私が検討しているスクールを7つ紹介します。
この7つのスクールは全て、自宅で勉強できるコースがあるスクールです。教室へ通うスタイルのスクールやコースは除外しています。
行政書士の試験は毎年11月。2025年11月の資格取得を目指し、すぐにでも勉強を始めたいところですが、まずはしっかりと情報収集からはじめていきましょう。
厚生労働省の教育訓練給付制度について
厚生労働省の教育訓練給付制度とは、指定されたスクールを修了したときに、受講費用の一部が国から給付されるものです。雇用保険を通算3年以上支払った実績があれば利用できます。
教育訓練給付制度のページで、どのスクールのどのコースが指定されているか公開されているのですが、実は同じページで、何人がそのスクールを修了したか、何人受験して何人合格したか、も公開されています。
言い換えれば、スクールごとの合格率が客観的な数字として発表されているのです。これは参考にしない訳にいきません。
この記事では厚生労働省の発表から合格率を計算して参考にします。ご興味がおありの方はぜひ、教育訓練給付制度のページをご覧ください。
当ランキングの評価基準について
まず最初にお伝えしたいのは、このランキングがまだ未完成な点です。
取り急ぎ教育訓練給付制度で発表されているデータから計算した合格率のみを評価基準としてランキングしていますが、最終的には以下の情報を交えたランキングとする予定です。
各項目20点満点、合計100点満点で評価します。
製本されたテキストがあれば20点、なければ5点、わからなければ2点とします。価格は「私が利用するならこのコース」と言えるコースの価格を評価し、中央値を20点、最高値と最安値を5点とします。
オフライン利用は可なら20点、不可が5点、不明を2点とします。合格者数は最多が20点、最少が5点。合格率は最高が20点で最低が5点です。
なお、合格者数と合格率は厚生労働省の教育訓練給付制度検索システムで発表されている数字のみを採用しています。各スクールが申告していないのだろうと思われるデータもありますので、全てが正しいというわけではない点はご承知ください。
行政書士スクールランキング
この記事で紹介するのは以下の7スクールです。
それでは、具体的なランキングを見ていきましょう。現時点では合格率のみを見てランキングしていますが、すべてのスクールからパンフレットが届いたら、当サイトの評価にて並び替えます。
1位:フォーサイト(95点)
令和3年〜5年の受験者数713人のうち合格者が248人、合格率34.78%のフォーサイトです。合格率34.78%は抜群の数字ですが、何か特別な仕掛けがあるのでしょうか。
フォーサイトは、教育訓練給付制度検索システムに以下3つのコースが公開されています。
期間が6か月と少し短く見えますが、実際にパンフレットを請求して確認したところ、早めに申し込めば6ヶ月以上受講できるようです。11月の試験日で講義が終わることだけ確定しており、開始は試験後の12月から可能です。
もしも試験で合格できなかったとき、翌年まで講義を受けたければ、改めて入会しなければなりません。
パンフレットを確認すると、製本されたテキストが存在することを確認できました。また、オフラインでの講義受講も可能です。したがって、フォーサイトの評価は以下の通りです。
フォーサイトの詳細はこちらをご覧ください。
2位:資格スクエア
株式会社レアジョブが運営する「資格スクエア」は、令和3年〜5年の受験者数103人のうち合格者が35人、合格率33.98%です。
レアジョブは、教育訓練給付制度検索システムに以下2つのコースが公開されています。
私が利用するなら、12ヶ月165,000円の「森Tの1年合格講座」ですね。4ヶ月はさすがに短いと感じます。
資格スクエアの詳細はこちらのリンクからご覧ください。
3位:LEC(54点)
令和3年〜5年の受験者数39人のうち合格者が10人、合格率25.64%のLECです。
LECは、教育訓練給付制度検索システムに以下5つのコースが公開されています。
行政書士パーフェクトコース(DVD)コース以外の4コースは、Webと音声ダウンロードでの講義です。私が利用するなら12ヶ月245,000円の行政書士パーフェクトコースです。
パンフレットを入手し、内容を読みましたが、はっきりと「製本されたテキスト」か「PDFのテキスト」か明記されていません。製本されたテキストについての評価は「不明」の2点とします。
オフラインでの利用は、講義動画と講義音声、どちらも可能です。
LECの詳細はこちらをご覧ください。
4位:クレアールアカデミー(77点)
令和3年〜5年の受験者数184人のうち合格者が26人、合格率14.13%のクレアールアカデミーです。教育訓練給付制度検索システムと私が入手したパンフレットを踏まえた内容でまとめます。
クレアールアカデミーから届いたパンフレットと教育訓練給付制度検索システムの両方に記載されているのは、以下2つのコースです。
中級コースは一旦受験した方が対象なので、私が利用するなら完全合格初学者カレッジコースです。
完全合格初学者カレッジコースは、製本されたテキストと問題集などがすべてあわせて10冊あります。
また動画コンテンツは端末に保存できませんが、音声コンテンツと講義資料を端末に保存して、オフラインでも勉強できます。
クレアールの詳細はこちらをご覧ください。
5位:ユーキャン(54点)
令和3年〜5年の受験者数1771人のうち合格者が238人、合格率13.44%のユーキャンです。
ユーキャンは、教育訓練給付制度検索システムに以下1つのコースが公開されています。
期間が短いうえ、費用が抜群に安い。初心者がこのコースを受けて本当に大丈夫なのでしょうか。不安になる内容ですね。
パンフレットを見ると、9冊のテキストと3冊の問題集、そのほかいくつかの冊子が届くことがわかります。
しかし、オフラインでの動画・音声の利用ができるかどうかの記述が見つけられませんでした。結果、ユーキャンの評価は以下の通りです。
ユーキャンの詳細はこちらをどうぞ。
6位:TAC(67点)
令和3年〜5年の受験者数398人のうち合格者が43人、合格率10.80%のTACです。
TACは、教育訓練給付制度検索システムに以下2つのコースが公開されています。
本記事で紹介するコースのなかで最も高価ですが、期間が12ヶ月と安心感がありますね。
「プレミアム本科生Plus」は「プレミアム本科生」の内容と比べて追加の講義とテキストがあり、講義が始まる時期も3ヶ月ほど早いのが異なる点です。
プレミアム本科生Plusは7月から、プレミアム本科生は10月から受付を開始しています。私がこの文章を書いている時点ですでに12月なので、私が利用するならプレミアム本科生です。
パンフレット中のweb通信講座を紹介するページに「web通信講座の配信期限は2025年11月末日までとなります」と書かれています。
つまりもしも合格できなければ、もう一度別のコースへ加入しなければならないようです。
TACの詳細はこちらをご覧ください。
7位:大原通信教育本部(45点)
令和3年〜5年の受験者数、合格者ともに0人の大原通信教育本部です。全国に多数の教室を持つ大原が、厚生労働省に登録したうえで0とは信じられません。
明らかに数字を報告していませんので、大原にとって最下位とは不当な評価でしょう。とはいえ、目に見える数字だけで評価するとこの結果となってしまいました。
大原通信教育本部は、教育訓練給付制度検索システムに以下2つのコースが公開されています。
DVDを見るのは正直面倒なので、私が利用するなら12ヶ月90,800円の「行政書士講座時間の達人シリーズ行政書士30合格コース」です。
他のスクールと比べて圧倒的な安さが不安ですが、その理由は、製本されたテキストがないからです。製本されたテキストが欲しい私にとっては、選択肢から外れます。
なお、教室に通う通学型の数字は目を見張るものがあります。大原の詳細はこちらをご覧ください。
ランキングで自分に合うスクールを見つけて行政書士に合格しよう
この記事では、行政書士合格を目指すスクールを7つ紹介しました。
最終的にどのスクールを選びましょうか。パンフレットがすべて手元に届いてから判断しようと思います。
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