「病気やけがで働けなくなったけれど、傷病手当金だけで生活できるか不安」
「傷病手当金が計算できるツールがあればわかりやすいのに」
そんな方へ、傷病手当金受給金額の計算ツールを作成しました。
この記事では、あなたが傷病手当金を受給するなら毎月どれくらいの金額になるのか、支払うべき社会保険の金額はどう確認するのかをご説明していきます。
ぜひ最後までご確認をお願いします。
傷病手当金受給金額の計算ツール
あなたの給料明細を手元にご準備ください。最新の給料明細と8月以前の給料明細があると、精密な計算ができます。この計算はあくまでざっくりですが、ご参考にはなるかと思います。
傷病手当金受給金額計算ツール
1日あたりの受給額: 0 円
1ヶ月(30日)あたりの受給額: 0 円
仮に18ヶ月間受給し続けると、受給総額は 0 円
8月以前の給料明細とは、現在が9〜12月なら今年の1〜8月の給料明細を、現在が1〜8月なら去年の1〜8月の給料明細のことを指します。わからない場合は上で選んだ数字と同じ数字を選んでください。
8月以前の金額が必要なのは、9月から変更されている可能性があるからです。毎年4・5・6月の給料を参考に、その9月から翌年8月までの徴収金額が決定しますので、昇給や減給があると毎年変動します。
この計算ツールは、待期期間を考慮していません。初めて申請される場合は上記計算式の通りになりませんので、こちらからご連絡ください。私が計算いたします。
計算方法は次の見出しで紹介いたします。ご自分で計算してみたい方は次の見出しへ進んでください。
傷病手当金の受給金額の早見表・計算方法
この一覧表は、厚生年金の額がこの1年間変わっていない方に向けた表です。もし変わっている場合は計算し直さなければ正確な金額はわかりません。
休んだ日数には土日祝日などの休日も含まれます。まだら出勤などで数日だけ出勤した場合は、その出勤した日数をその月の日数から引いて計算すればOKです。
なお、まだら出勤についてはこちらの記事を参考になさってください。
この早見表で計算できないのはこんな方【多すぎる・少なすぎる】
この早見表で計算できない方はこんな方々です。
この早見表は、協会けんぽ(全国健康保険協会)の保険料額表を参考に作成しています。
大企業にお勤めの方や、特定の業種にお勤めの方は、この早見表でズバリの金額がわかりません。大まかには近い金額になりますのでご参考にしてください。
また、収入が多すぎる方や少なすぎる方も早見表が使えません。そういう方は「厚生年金」ではなく「健康保険」の金額から算出しなければならないのですが、この金額は都道府県それぞれで異なり、かなり複雑です。計算してお答えしますので、こちらから私へ直接問い合わせてくだい。
傷病手当金手取り額の計算方法例【社会保険料の確認方法】
会社に所属したまま休職している場合の傷病手当金は、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料などの社会保険料が引かれてから支給されるのが一般的です。
休職の方の社会保険料は、今まで支払ってきた社会保険料と同じ金額です。休職しているからといって免除されるような措置はありません。給料明細を確認しましょう。
ただし、申請や承認のタイミングによっては、社会保険料が2ヶ月分一度に引かれたり、全く引かれない月があったりします。
退職後に傷病手当金を受給する場合は社会保険料を引く前の金額が振り込まれます。
退職済みの方は社会保険料を自分で支払わなければならないので、入金額=手取りとは言えません。
国民健康保険料の計算方法は自治体によって異なるうえ、かなり複雑です。市役所・区役所に確認しましょう。
国民健康保険も国民年金も、収入が少なすぎる場合は減額や免除される可能性があります。自治体や年金事務所に相談してみましょう。
傷病手当金をもらいつつ、仕事を辞める手順
傷病手当金は退職後ももらい続けることができます。しかし手続きが複雑なので、当サイトは退職コンシェルジュのご利用をおすすめしています。
とはいえ、まずはご自分でやってみようと思う方のために、こちらの記事を執筆いたしました。ぜひ一度ご覧ください。
傷病手当金をもらわない方がいいと主張する方たちの理屈
世の中には、「傷病手当金なんてもらわない方がいいよ」と主張する方がいます。
さて、その主張は本当に正しいのでしょうか。別に記事を執筆しております。こちらをご覧ください。
早見表で傷病手当金の金額を把握して、ゆっくりと休養しよう。
落ち着いて休養し、また元気に働けるようになるためにも、お金の心配はしたくないもの。
傷病手当金の金額は、あなたの給料明細からある程度計算できます。
毎月使えるお金がどれくらいかしっかり把握して、ゆっくりと休養してください。
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