失業保険の待機期間にバイトをすると、受給開始が遅れてしまいます。でも、バイト以外の方法でお金を作れる場合があります。
「待機期間にバイトしたらバレるの?」「7日間も収入が無かったら生活が苦しい」「どんな方法でもいいからお金が欲しい」と考える方はあなただけではありません。
この記事では、失業保険の待機期間にバイトをしてはいけない理由と、バイト以外でお金を作る方法、失業保険以外の支援制度について紹介します。
- 業保険の待機期間にバイトをしてはいけない理由
- バイト以外でお金を作る方法
- 失業保険以外の支援制度
失業保険の待機期間にお金を作りたい方へ。どうするべきか判断できるように対処法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
【おさらい】失業保険の待機期間とは。バイトしたら受給が遅れる

出典:https://www.pakutaso.com/20230355061post-45622.html
受給開始決定日から失業の状態にあった日が通算して7日間経過するまでは、基本手当の支給を受けることはできません。この期間のことを「待期」といいます。
ハローワーク那覇配布 雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり10Pより
失業保険を受給するためには、7日間の待機期間の経過が必要です。待機期間といっても、失業状態である必要があり、収入を得てしまうと受給が遅れてしまいます。
ここでは、失業保険を7日の最短で受給するために理解しておくべきポイントについて、以下の3つを紹介します。
- 7日間の待機期間とはいつからいつまでか
- 待機期間中にバイトをすると受給が遅れる
- 「失業の状態」とは。ハローワークの提示する3つの条件
誤って「失業の状態」から外れてしまい、受給が遅れてしまわないように気を付けましょう。
7日間の待機期間とはいつからいつまでか
7日間の待機期間と言っても、いつからいつまでを指しているのか分かりにくいですよね。
失業保険の待機期間は、ハローワークに失業保険の申請をしたその日を1日目として、7日目まです。
そして、申請後8日目から失業保険の受給が始まります。
待機期間とは、ハローワークが失業状況を確認し、事務手続きを行うための期間です。そのため、離職の原因にかかわらず、全ての方に待機期間の7日間が与えられます。
待機期間中にバイトをすると受給が遅れる
失業保険の待機期間中にバイトで少しでも収入を得てしまうと、待機期間が延長されるため、注意が必要です。
待機期間は「通算して7日」なので、バイトした日数分だけ受給開始が遅れてしまいます。
また、アルバイトをした場合はハローワークに申請する必要があります。もし、虚偽の申請が発覚した場合は、失業保険の不正受給と判断され、罰則が適用されます。
失業保険を7日間の最短で受給するためにも、待機期間ではバイトはしないようにしましょう。
「失業の状態」とは。ハローワークの提示する3つの条件
失業保険を受給するためには、以下の3つの「失業の状態」を満たしている必要があります。
- 積極的に就職しようとする意思があること
- いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること
- 積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業に就いていないこと
失業後に就職を希望していない場合は、失業保険を受け取ることができません。そのため、定年退職や育児に専念するために退職した場合は、「失業の状態」から外れてしまいます。
また、健康面でも就職できる状態が求められます。交通事故や病気によって働ける状態では無い場合は、治るまで働くことができないため「失業の状態」とはいえません。
これらの就職の意思や能力があり、積極的な就職活動を行っていてはじめて、ハローワークが提示する「失業の状態」を満たせます。
待機期間中にお金を作る3つの方法。現実的には不用品売却の1択

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待機期間にバイトでの収入を得たら受給が遅れるといわれても、生活するためのお金が必要な場合は、困ってしまいますよね。
ここでは、待機期間にお金を作る方法について、以下の3つを紹介します。
- 自動車、家電、ブランド品などの不用品売却で得た資金
- 宝くじの当せん金
- パチンコ、競馬、株式、FXなどの利益
ギャンブルは状況を悪化させる可能性があるので、現実的なのは不用品の売却になると思います。
しかし、これらの方法を裏付ける厚生労働省や、ハローワークの発表は見つかりませんでした。ここでは、知恵袋にはっきりと明言している回答を参考に解説します。
ただし、全て金額に関する内容には触れていない点に注意してください。金額次第では受給が遅れる可能性もあるので、最終的にはハローワークへの相談をおすすめします。
自動車、家電、ブランド品などの不用品売却で得た資金
待機期間にお金を作る方法の1つ目かつ最もおすすめする方法は、不用品の売却です。
メルカリのようなフリーマーケットアプリで、不用品を販売するのは問題ありません。ただし、せどり販売や作った商品を売るのは仕事とみなされるので、行わないようにしましょう。
不用品売却で得た収入が銀行口座に振り込まれたとしても、不正受給とはみなされません。ハローワークから質問されたとしても「不用品を売却した」と伝えるようにしましょう。
宝くじの当せん金
待機期間にお金を作る方法の2つ目は、宝くじの当せん金です。
ハローワークに申請が必要なのは収入のため、賞金のような不労所得は申告の必要がありません。そのため、待機期間に不労所得を得たとしても労働による収入には含まれないため、受給期間が延長されません。
ただし、漫画や小説などが賞を取った場合は作品を作っていた期間の申告が必要です。その上で、趣味で作成したと伝えるようにしましょう。
パチンコ、競馬、株式、FXなどの利益
待機期間にお金を作る方法の3つ目は、パチンコや競馬などの利益です。
パチンコや競馬での利益は仕事には該当しないため、ハローワークに申告する必要はありません。また、株式やFXでの利益も専業トレーダーで無い場合は、労働とはみなされません。
ただし、それぞれ利益が必ずあるわけでは無いので注意が必要です。
待機期間に生活できない方が、失業保険以外で支援してもらう方法

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待機期間終了後バイトはできるが、一定金額を超えると減額される
ここまで、待機期間で収入を得てはいけないということをお伝えしてきました。
待機期間の終了後、つまり受給期間中はバイトで収入を得ることは可能です。しかし、勤務時間や収入には注意が必要です。
もし、以下のように働きすぎたり、収入が一定の金額を超えたりした場合、減額や不支給になってしまいます。
- 契約期間が7日以上
- 1週間に4日以上働く
- 1週間に20時間以上働く
- 1日あたり4時間以上働く
- 1日の収入が一定の金額を超える(金額は人によって違う)
失業保険を受給しながらバイトをする場合の5つの注意点については、以下の記事で詳しく紹介しています。
また、受給期間中のおすすめの働き方についても解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
失業保険受給中のバイトで気を付ける、バレないための7つの条件
失業保険中のバイトをバレないように行う方法はありません。バイトをする場合はすべてハローワークに申告する必要があります。
もし、報告しないでバイトを行うと不正受給になり処罰が下されます。
バイトを行う際の必須条件として、以下の7つを理解しておきましょう。
- ハローワークに全て報告・相談する
- ハローワークに、就職する意思をちゃんと示す
- 待機期間中の7日間だけは一切働かない
- 稼ぎすぎない
- 1日4時間を超えて働かない
- 週に3日はOK、4日は微妙
- 契約期間6日までが無難
失業保険の受給中のバイトをする際の7つの必須条件について、以下の記事で詳しく紹介しています。
不正受給とみなされないためにも、7つの条件を理解したうえでバイトを始めてくださいね。
失業保険の待機期間中のバイトは厳禁。他の方法でお金を作ろう

出典:https://www.pakutaso.com/20170119030post-10191.html
失業保険の受給中のバイトは、受給開始が延長してしまうので注意が必要です。
もし、どうしてもお金が必要な場合は以下の3つの方法で、お金を作ることを検討してください。
- 自動車、家電、ブランド品などの不用品売却で得た資金
- 宝くじの当せん金
- パチンコ、競馬、株式、FXなどの利益
ただし、宝くじやパチンコ、株式などの利益は約束されたものではありません。
不用品売却がもっとも安心・安全な方法なので、まずはメルカリの登録をしてみましょう。
失業保険以外にも行政では支援制度が充実しています。お金に困っている際は、行政に相談してみることもおすすめです。
あなたが無事に待機期間中にお金が作り出せていると幸いです。
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